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【28//2013】
ソースケ 「げヴぉお がはあ うええ」
レスラーがロープ際の仲間に助けを求めるかのごとくダメージを受けた腹をかばいながら這う、スイマー体系の男 夏目ソースケ(なつめそうすけ)。
スポーツジムのプール担当の従業員でこの日は彼の最悪な一日と化していた。客の中に危険人物が紛れていたのだ。
だるま腹の見るからにスポーツジムには相応しくない男。ソースケは男を取り押さえようとしたが、体系に似合わず男が格闘に長けており、男より一回り若いスポーツ万能で、水泳で鍛えたソースケはあっという間に返り討ちに遭い、再三、ボコボコに割れた水泳腹筋に拳骨をめり込まされ。現在に至っている。
ソースケに馬乗りだっただるま男はソースケを解放し、自由にした。ソースケはそこから一番近い扉へ逃げようとする。すでに閉店時間を越え施設にはだるま腹の被害を受けた一人の青年客とわずかな従業員しか残っていない。
ガチャッ
ソースケが開けた扉はシャワー室の扉。中にはソースケの同僚の青年二人が競パン姿で仕事の汗を流していた。
中にいた二人は 福沢ユキヲ と 樋口イッキ 二人ともソースケ同様、スイマー体系の大きな胸に引き締まったウエスト、ボコボコの腹筋を兼ね備えている。
ソースケ 「ユキヲ…イッキ… た…たすけて… お…男が…」
ユキヲ 「はあ?ふざけてんのか?」
色白のソースケに反して焼けた肌のユキヲが当然ながら間の抜けた答えを返す。
イッキ 「ソースケ おま だ…だいじょうぶか?」
短髪で快活な青年風のイッキがソースケの異変に気付く。
ユキヲ 「マジか」
ソースケは苦しみながらことの顛末を簡単に二人に伝えた。
ガチャッ
二人がことの重大さを知ったとき、入り口の扉が再び開いた。入ってきたのは先ほどソースケの腹をいたぶっていた暴漢(おとこ)。
ユキヲ 「てめえ!!こんなことしてただで済むと思うなよ!通報してやるからな!」
威勢だけはいいユキヲだったがそこはただのシャワー室。助けを乞う手だてはない。
イッキ 「ユキヲ!気を付けろ!」
男 「獲物が2人も増えたぜ…お前たち二人もこいつみたいに遊んでやるぜ…」
男は不気味な容貌、不気味な声、不気味な表情で、不気味なセリフを吐いた。
ユキヲ 「変態野郎!!かかってきやがれ! こっちは男3人だ、てめえみてえなデブ野郎に勝てるわけねえだろ!!!」
男はユキヲの言葉を聞いた後、目に前に転がっているソースケの腕を軽々と掴み上げた。その不審な行動に躊躇し、男の行動をただ見ているだけの青年二人。
そしてソースケの腕を掴んでいるのとは逆の腕を、下方から放りソースケの再三に渡りボコボコにいたぶられた腹筋に拳をめり込ませた。
ドヴウウウウウ!!
ソースケ 「かっほううぅぅぅ…」
口を尖らせ、唾液を垂らし目を見開くソースケ。男はドスドスドスと重い拳を何度もソースケの腹に入れる。
ソースケ 「げぼおおお…」
ソースケは男に寄りかかり、腹を男の拳にあずけ殴られ続ける。
男 「さっき三人って言ったが 二人の間違いじゃないか?」
ユキヲ 「くそ野郎!! ソースケをなぐんじゃねえ!!」
怒りに任せソースケを抱え隙を見せている男に突進するユキヲ。男の顔面に殴りかかろうとする。
ドヴォオオオオオ!!!!
ユキヲ 「かは あ あ あ が あ ぁ ぁ …」
勢いで大ぶりのパンチを放とうとしたユキヲの腹に、先ほどまでソースケに向けられていた男のゴツい拳がカウンターの要領で、ユキヲの腹筋に埋め込まれた。
ユキヲ 「うっぶうう…ごぼ」
ユキヲの腹は男の拳を包み込み、体をくの字に折り曲げている。インパクトの瞬間はユキヲの体は完全に宙に浮いていた。
男は朦朧としているソースケの体躯を床に捨て、ユキヲ一人にターゲットを絞った。そして男は腹のダメージで苦しんでいるユキヲの肩を掴むとシャワー室の壁に押し当てた。
ユキヲ 「ごふっ」
軽く頭を打ち意識が飛ぶユキヲ。男はその無抵抗のユキヲの腕を一本のシャワーのホースにくくり付け、腕をあげ、片手の自由を奪った。ユキヲのもう片方の腕を男は自分の腕で抑え込むと、シャワーをもう一本手にとり、シルバーの堅いヘッドの部分を掴んだ。
そしてわずかにカーブを描くデザインのシャワーヘッドをユキヲの鳩尾に向け、殴り入れた。
ドボオ!ズブム!
ユキヲ 「ぐえええええ ごぼふ」
堅い凶器と化したシャワーヘッドがユキヲの鳩尾の筋肉に埋め込まれ、ユキヲは苦悶の表情を男へかざす。
ユキヲ 「くそ…や…ろう…」
ドボオ!グブム!
ユキヲ 「ごええ うぶううう かは かは」
ユキヲは首を横に振り、悶絶する。男はそれを何度も繰り返す。
イッキ (あの図体で、あの力…しかも早い…この隙に助けをよぶべきか…)
ドボオオオ!!
ユキヲ 「うぼおお ぐへ はあ はあ」
イッキ (でも…そんなことしてたらユキヲが殺されるかも知れない…)
ズッブウウウ!!!
ユキヲ 「 げ! ぼ! 」
イッキ (オレ一人であいつに勝てるわけがない…だったらユキヲがまだ耐えてるうちに、あいつを…)
グブ!!!!
ユキヲ 「 ごっぼ!!!! 」
ユキヲの殴られ慣れていないボコボコのスイマーの腹筋は見た目ほど強靭でなく、弾力のある腹筋はユキヲが力を最大限に込めていても、シャワーヘッドがグザグザと筋肉をこじ開け、めり込んだ。
ユキヲの意識が遠くなりかけている。
イッキは意を決して男の背後へ飛び込んだ。
Category: 腹責め小説
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