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若い頃に友達からはぶられるのが嫌でヤンキーを少しかじった男、川本シンタ（かわもとしんた）。本来彼にヤンキーの気質はなく根は真面目だった。しかし中学時代仲の良かった友人たちが高校入学とともに見た目だけのかりそめのヤンキーと化し、シンタもそれに続いた。高校時代はモテることは何でもやった。日サロで焼いた体は２４歳の今でも褐色のままだ。焼いた肌には割れた腹筋が似合うということでシンタは自宅で熱心に腹筋に励んだ。もともとシャープな体で中学時代はバレーボールを真面目にやっていたので、無駄な脂肪はなく綺麗な体だったが、日々の腹筋運動の甲斐あって、腹筋は八つに割れた。単にモテるため、見せるためだけの筋肉だったがシンタはこれに満足だった。今でも風呂上りには自分のシャープで、腹筋部が異様にボコボコに隆起した己の体を眺めている。腹筋のついでに行っていた腕立ての成果もあり、胸筋見事な腹筋を際立たせるようにほどよくついていた。しかし見せるためだけの体である。



ドボドッヴォ！！！


シンタ「ゲヴォ！」


天井から下がったロープに繋がれ両手の自由を奪われたシンタの見せかけだけの逞しい体の中心にあるボコボコの筋肉の中央に、腕の毛の濃い太い腕を持った男の拳が埋まる。男はシンタの腹筋の鳩尾付近に埋まった拳をすぐに抜こうとはせず、その感触を楽しんでいる。そして男はその埋まった拳を力の込め、グリ　グリ　と左右に半回転され、腹筋をえぐる。


シンタ「ウグ　カハ　カハ　ゲホ　ああああああ」


遂には耐えかねて最後は絶叫するシンタ、そしてようやく男の拳がシンタの腹筋から抜かれた。と同時にシンタは頭を垂れ、胸で大き目の呼吸を繰り返した。殴られた部分の筋肉がピクピクと痙攣している。男がその腹筋の痙攣を見て満足した。


シンタは懇願の目で黒いフードを被ったメタボリックな男の顔を見上げた。


男「２０発目完了　良い表情だ　お前みたいな顔のやつが苦しむのが俺は好きなんだ」


男が独り言を始める。


それを聞いたシンタの顔は懇願の表情から怒りの表情へと変わり、目の前の男へ鋭い目を向ける。ヤンキー時代は一度も喧嘩などはしなかったが、これでも一応ヤンキーをかじっていたという自負が、この状況に置いて、彼をそうさせた。


男「お前、自分の置かれた状況が分かっているのか」


シンタはこの部屋に連れてこられる前は早朝サーフィンに出かける途中だった。サーフィンもモテるために始めたことだが、今でも続けている。ロープに繋がれている今でも素肌の上にウエットスーツを装着しており、シンタを拉致した男が自らの欲求を満たすため、シンタの両手をロープでくくりつけ、背中のウエットスーツのファスナーをおろし、シンタの上半身はフードの男にそのシャープな筋肉、ボコボコに隆起した腹筋が眺めれるように下半身以外は脱がされていた。


男「そのボコボコの腹筋殴るのは飽きたな」


そう言うと男は今まで握っていた拳を広げ、思いっきりシンタの腹筋の割れ目の中央に掌底を放った。


シンタ「カッハ」


そして更に男はシンタの腹筋に張り付いたままの手のひらを滑らし、膨らんだ胸筋、鳩尾、そしてエイトパックの腹筋のボコボコ一つ一つを撫でた。そしてエイトパックの中心に手を置いた。


シンタ「やめ　やめろ」


静止を求めるシンタの顔を見ながら男はエイトパックの中央の手で思い切り指をたて、腹筋を掴んだ。


シンタ「あああああああ　ゲホ　ゲ　カハ　コホ」


更に男は両手を置いてエイトパック全体をクローする。


シンタ「がああああああああ　くっ」


もともと掴めそうなくらいに隆起していたシンタの腹筋に力が籠められ、更にボコボコになり、シンタは絶叫し、激痛に悶え苦しんだ。


５分以上ストマッククローが続き、遂に腹を解放してもらったシンタはガックリと力が抜け、頭を下げ、涎を垂らしている。ロープに繋がれていなければ、フローリングの床に膝を落としていた。


男「やっぱり見せかけだけの腹筋だな」


男はそう言い放ち　とどめの強烈な一発をグロッキー状態のシンタの腹筋の鳩尾に向けアッパーを放り込んだ。


ドシン！！！！


シンタ「………」


シンタの体は拳によって宙に持ち上げられ、そのまま男は拳の上にシンタの腹筋を乗せたまま拳を挙げ、重力を使い、自分の拳にシンタの腹筋をゆさゆさと食い込ませた。