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褐色の肌で茶髪頭の川本シンタはウエットスーツの上半身を剥がされた状態でアパートの一室に吊るされていた。吊るされているのは腕のみ。その体つきは見事で褐色の肌に合ったボコボコに割れた腹筋、程よく膨れた胸筋、その体からは汗が滝のように流れ、シャープだが逞しい体がテカテカと光り、褐色の肉体美が一層美しく見えた。


そんな筋肉の一番目立つところエイトパック、微妙に左右非対称に八つに割れた存在感のあるボコボコの山が少しだけ赤みがかっている。謎の男の２０数発に及ぶ腹パンチとストマック・クローにより痛々しさが残っていた。


シンタは３０分男に放置された。しかしこのあいだになんとかダメージを回復し、ここから逃げる手立てを思索していた。最後の男のボディアッパーによって半ば失神状態だったシンタ。強烈な一撃で吐く寸前までいったが、なんとか持ちこたえ、気を失ったフリをして現在にいたっている。


シンタが呼吸をする度、女にモテるためだけに作り上げた見せかけだが、ボコボコの腹筋の八つの膨らみ全てが同じように上下している。


数分後、部屋に唯一あるドアから先ほどの変態男が戻ってきた。シンタはまずいとばかりにまた気を失っている演技を続けた。


男「おい　もう起きてるんだろ」


シンタは黙ったままうつむいている。


男「本当にまだ眠ってんのか？」


そうつぶやくと男はシンタの腕に縛ってあったロープを解いた。するとシンタは今まで支えてあったものをなくしそのまま地面に倒れていった。


シンタが地面にぶつかる直前、シンタはパッと目を見開き、男の脇を素早く通り抜け、出口へ繋がっているであろう扉へ走った。男が部屋に入ってきたとき扉の鍵を内側からかける音はしなかった。これに賭けるしかない。ドアノブに手を掛けると案の定ドアはすんなり空き、そのままシンタは外へ飛び出した。


飛び出してすぐだった。何か柔らかいものに当たった。そしてその衝撃と同時に感じた汗臭い匂い。人間だ。しかも熊のような体系の。変態野郎は一人じゃなかった。二人だったんだ。そう瞬時に感じたシンタに凄まじい衝撃が走る。


ドッボン！！！


シンタ「ぐぇヴぉお　あ」


表にいた第二の男に突然は両手で両肩を掴まれ、熊男はキックボクシングの首相撲の姿勢で、鋭くシンタのボコボコに割れた腹筋の中心部へ膝をぶっ込んだ。熊男の膝は常人の膝より太く丸みを帯びており、鋭利に突き刺さることはなかったが、シンタの腹筋全体に埋まり、シンタは熊男の肩越しに透明な胃液を吐いた。


あまりの攻撃に一人で立つことはできないシンタは熊男にもたれ掛り、クリンチ状態で且つ、自慢だった腹筋を敵前に晒しっぱなしの状態。いつ第二発がぶち込まれてもおかしくない状況にシンタも頭で理解は出来ていたが、腕にも足にも力が入らず、どうすることもできない。


そしてご多聞に漏れず第二派、無残にもボディーが完全にお留守なシンタの鳩尾のボコボコにお見舞いされた。


グリュ！！！


シンタ「うっっっっぶ　ゲヴォ」


続いてシンタに抱きつかれたままの熊男は自分の手元とシンタの腹筋のあいだに十分な空間を保ち、今度はボディを連発し始めた。熊男の表情はメタボリックな男同様口元はマスクに覆われ、あたまには黒いフードを被っているので、顔を拝むことはできないが、その隙間から垣間見える目元は、極上の獲物を前に恍惚しているのが一瞥できた。


熊「オレのボディ　とくと味わえ　イケメン野郎」


ズン！　ズドン！　ズシン！　ドボ！　ズボ！　ボス！　ドスドスドスドスドスドボドボドヴォ……


シンタ「う　う　う　うっ　う　う　ぅ　ぅ　ぅ　うふっ　ぐふっ　おふっ　う　ぅ　ぅ　ぅっ　かは　かはっ」


熊男はシンタのエイトパック全体に万遍なく、拳を抉り込んでいる。メタボリック男と対照的に熊男のボディブローはインパクトに力を込め、めり込んだあとの拳はすぐに離し、一撃一撃をショットガンのように突き刺している。シンタは熊男にボコボコの腹筋をボコボコに突き刺されるたび体をかすかに宙に浮かしている状態。


シンタ「かは　かは　う　う　かは」


シンタは熊男の肩に顎を預け、唾液を腹を殴られるたびに垂らしている。


シンタ「も　う　だめ　か…　かは」


熊「さてこれ以上やったら楽しみが終わってしまう。」　


そういうと熊男はシンタを解放し、シンタの大胸筋を押し、後方へ突き飛ばした。